何のことかと言いますと、カーボンフレームとカーボンシートピラーは相性によって締まりきらず、完全に固定しにくい物があるんです。お互い27.2mm径表示であっても製品同士の交差できつかったり緩かったり、まあ、だいたい緩いのが多く、指定トルクでは全然ダメでそれ以上締めるとカーボンが割れそう…。ユーザーが自分で締め付けてしまった物はピラー側が割れてへこんでしまってる。フレームが割れるよりましなんだけど、何とかならないか模索してました。
メーカーのアドバイスは荒目の紙ヤスリで表面を少し削るとか、何か挟むとか、効果がもうひとつなんですよ。カーボングリスを塗ると良いと聞き、探して見るも東急ハンズにも売ってない。シリコングリスに濃いめの鉛筆の芯をヤスリで削り混合すれば良いと聞き、作って試して見るも、何とか締まるものの結構トルクが必要だし、締めているときの感触が良くない。だいたいカーボンフレームとカーボンピラーはグリスは×。
いくらカーボンを入れてもベトベトしているのには変わりないし。
トライアスリートは遠征でシートピラーを抜くことが多いので、べとつかず、簡単で製品を傷めず確実に締まる方法は無いかいなと。

そんな時、頭が潰れたネジをはずす機会があり、「
ネジ滑り止め液」を使ってみると、ドライバーが滑らずに結構楽にネジがはずせるではないですか。触るとざらっとしていて、いかにも滑りませんという感じです。成分表示を見ると増粘剤、アルミナ系鉱物(研磨剤ですね)、水。中性で特に問題なさそうなので、試しにピラーの締め付けられる部分に少し塗って取り付けてみると、「ウォ〜」と声が出るくらい効果有り!
軽い締め付けでも充分締まっている感じがするし、締め付けていくときに締まっていく感触が自然でとても良いのですよ。紙ヤスリで削るよりましだし、これならレースに持っていって、ちょっと塗って締めるだけ。無くなったらホームセンターで手に入れることも出来る(450円くらい)。締まり切らなくて困っている方、一度試してみて下さい。
但し、既に割れているピラーには効果が無いですよ。また、この方法で締まり切らなくても責任は負えません。あくまでも自己責任で作業して下さいね。